浄化槽汚泥対応型膜分離高負荷生物脱窒素処理方式

主処理設備については、曝気装置として曝気と撹拌の両機能を有した下向流⽔中撹拌式曝気装置(ドラフトチューブエアレータ、以下、DTA)を採⽤しています。DTAのインペラが回転により⽔流を⽣じさせるとともに、インペラ直下の散気管に供給された空気を微細な気泡にせん断することによって気液混合流となり槽内を循環しています。気液接触時間が⻑くなることにより、⾼い酸素移動効率の達成と省エネルギー化も図られています。
インペラの回転数とブロワの空気量を独⽴して制御できるため、曝気・撹拌の併⽤が可能な装置となっています。
硝化脱窒素槽では、単⼀槽で曝気(好気)と撹拌(嫌気)を時間的に区分し、硝化反応と脱窒反応を交互に繰り返しており、曝気停⽌時にはし尿を間⽋投⼊することによって、脱窒に必要な炭素源を有効に供給し、BOD酸化、硝化、脱窒反応を効果的に⾏っています。また、槽内のDO、pH、酸化還元電位などを指標としながらDTAの空気供給量を制御し、安定した硝化脱窒処理を⾏っています。
放流水水質
| pH | 5.8~8.6 |
|---|---|
| BOD | 10mg/L |
| COD | 20mg/L |
| SS | 10mg/L |
| T-N | 10mg/L |
| T-P | 1mg/L |
| 色度 | 30度以下 |
| 大腸菌数 | 800CFU/mL |

し尿処理各設備の紹介
受入貯留設備
トラックスケールで計量されたし尿・浄化槽汚泥は、受入口から投入され、沈砂除去された後、スクリーンにより夾雑物が除去され貯留されます。除去された夾雑物(し渣)は、スクリュープレスで脱水した後、焼却処分されます。








前凝集設備
混和槽で凝集剤等の薬品が添加され、凝集槽で汚れのかたまりが形成されます。
そのかたまりは凝集スクリーンで回収されます。


処理設備

膜分離設備
水中に設置された膜分離装置によって水と固形物が分離されます。

汚泥乾燥焼却設備
前凝集設備及び余剰汚泥は脱水後にさらに乾燥し、焼却炉で脱水し渣と共に焼却処分されます。また、一部は袋詰して乾燥汚泥肥料として農地還元することもできます。








脱臭設備
高濃度臭気は硝化脱窒素槽の空気源として利用し、生物脱臭されます。中濃度臭気は薬品によって分解脱臭及び活性炭脱臭し、低濃度臭気は活性炭により脱臭されます。








高度処理設備
活性炭処理
膜分離処理水は活性炭吸着塔により残存するCOD、色度が除去され無色透明の処理水になります。

その他設備
電気・計装設備
中央監視室では、受入から放流まで全処理工程をコンピューターにて集中管理しています。総合的な状況判断と処置対応をコンピューターに指示することにより、安全な処理管理が行えます。またCRT(データロガー)には多種多様のグラフィック画面が用意され、機器の稼働状況・温度流量水質分析等がリアルタイムに表示します。

水質試験室
水質試験室では、処理が完了した放流水のpH・CODを常に自動計測し、安定した処理が行われているかをチェックします。また、各設備別に絶えず水質を計測し、正しく処理が行われているか厳しく管理しています。
