クリーンセンターの紹介
美しい自然とくらしを守る近代的な浄化センターです。

施設の概要

名     称 大川広域志度クリーンセンター
所  在  地 香川県さぬき市小田2600番地3
処 理 能 力 80kl/日(し尿:42kl/日、浄化槽汚泥:38kl/日)
敷 地 面 積 19,589㎡
建 築 面 積 1,291.21㎡
延 床 面 積 2,311.26㎡
工 事 着 工 平成10年1月17日
工 事 竣 工 平成12年3月31日
発  注  者 大川地区広域行政振興整備事務組合
施 工 監 理 株式会社環境工学コンサルタント
設 計 施 工 アタカ工業株式会社

施設配置図

IZXシステムによるし尿処理のしくみ

微生物の力で処理します。

膜分離高負荷生物脱窒素処理方式

IZXシステム

 IZXシステム(膜分離高負荷生物脱窒素処理方式)は、単一槽でBODと窒素を同時に除去するIZシステムに、UF(限外ろ過)膜分離技術を結合した、最新式の膜分離型リアクターシステムです。

システムのメリット

1.無希釈
 工程水以外の希釈水を用いません。
2.単一槽
 硝化・脱窒・BOD酸化を一つの槽で行います。
3.運転が容易
 UF膜の分離特性により、汚泥管理がきわめて容易です。
4.安全な水
 高度処理により、衛生的で無色透明な処理水になります。
5.コンパクト
 単一槽とUF膜装置で構成された小さな施設です。
6.エコノミー
 小さな施設と高効率がコストを削減しました。

UF(限外ろ過)膜分離装置

 UF膜は、超微細な孔を持つ高分子膜で、分子レベルまでの物質を分離する高度な性質を有しています。膜の素材は汚染に強く薬品に耐性のある材質を使用しており、安全で衛生的な処理水を実現します。

チューブラー型UF膜

 混合液は円管状の膜を集合したチューブラー型モジュールのチューブ内をUF膜と平行に、また透過水は垂直に流れるクロスフロー方式でろ過を行います。このため、ろ過物の膜面への堆積がなく、膜の洗浄・交換といったメンテナンスも簡単です。

工程別処理水

①除渣し尿 ②UF1透過水 ③UF2透過水 ④活性炭処理水

放流水水質

pH 5.8~8.6
BOD 10mg/ℓ以下
COD 20mg/ℓ以下
SS  10mg/ℓ以下
T-N  10mg/ℓ以下
T-P  1mg/ℓ以下
色度    30度以下
大腸菌群数 100個/mℓ以下

集中管理で省力化を図ります。

受入貯留設備

 トラックスケールで計量されたし尿・浄化槽汚泥は、受入口から投入され、沈砂除去された後、スクリーンにより夾雑物が除去され貯留されます。除去された夾雑物(し渣)は、スクリュープレスで脱水した後、焼却処分されます。

膜分離高負荷生物脱窒素処理設備(IZX処理)

 硝化脱窒素槽に投入されたし尿・浄化槽汚泥はIZ循環ポンプによってオーバーフローシャフトに送られ、空気とともに勢いよく槽内に噴射されます。この際大量の酸素と微生物により、腐敗物質(BOD・COD)やアンモニアの大部分が急速に分解されます。生物処理された脱離液は、UF1膜分離装置より濃縮水と透過水に分離されます。濃縮水は汚泥乾燥焼却設備及び硝化脱窒素槽へ、透過水は高度処理設備(凝集膜分離設備)へ送られます。

汚泥乾燥焼却設備

 余剰汚泥、凝集汚泥は脱水後、さらに乾燥し、焼却炉で脱水し渣と共に焼却処分されます。また、乾燥汚泥肥料として袋詰し、農地還元することもできます。

脱臭設備

 高濃度臭気は硝化脱窒素槽の空気源として利用し、生物脱臭されます。中濃度臭気は薬品によって分解脱臭及び活性炭脱臭し、低濃度臭気は活性炭により脱臭されます。

高度処理設備

凝集膜分離処理

 UF1膜分離処理水は、薬品で処理したあと、UF2膜分離装置により、CODなどが除去され、より透明に近い高度な処理水となります。

UF2膜分離装置

活性炭処理

 UF2膜分離処理水は活性炭吸着塔により残存するCOD、色度が除去され無色透明の処理水になります。

活性炭吸着塔

電気・計装設備

 中央監視室では、受入から放流まで全処理工程をコンピューターにて集中管理しています。総合的な状況判断と処置対応をコンピューターに指示することにより、安全な処理管理が行えます。またCRT(データロガー)には多種多様のグラフィック画面が用意され、機器の稼働状況・温度流量水質分析等がリアルタイムに表示します。

中央監視室

その他設備

 水質試験室では、処理が完了した放流水のpH・CODを常に自動計測し、安定した処理が行われているかをチェックします。また、各設備別に絶えず水質を計測し、正しく処理が行われているか厳しく管理しています。

水質試験室

志度クリーンセンター案内図